LiSA LiVE is Smile Always~364+JOKER~ 感想

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平成最後の2日間、4/29, 30は横浜アリーナの「LiSA LiVE is Smile Always~364+JOKER~」でLiSAと一緒に平成を跳び尽くしてきました。

両日参加だったんですが、どちらもサイドステージすぐ近くのアリーナであまり変わり映えはせず。とは言え花道もサイドもモニタもバッチリ観れる超良席でした。

前半に練り練りされたテーマを用いた映像や演出を展開し、後半はフルパワーでブッチ切って行くthe LiSA LiVEでしたね。LiSAがてんこもり。

ちなみに4/30は平成11069日目、いいロックの日だそう。

 

冒頭・幕間で流れる定番のショートストーリーを簡単に説明。

トランプの4マークに分けられた国で、民はそれぞれのマークに沿った役割を担います(スペード=死・騎士、ハート=愛・僧侶、クラブ=知識・農民、ダイヤ=富・商人)。
まだどのマークも発現していない少女は、4人の勇者と一緒に世界の危機を救う旅に出ました。「私にできることって、なんなんだろう」と悩みながら。

 

1.Thrill, Risk, Heartless

開幕ブチ込むならこれかBrave Freak Outでしょ!と思ってたぼくは"I'll be I'll be"が流れた瞬間見事に卒倒した。JOKERを意識したストリートスラムチックな衣装が非常に良い。


2.Rising Hope

TRHから溶接されたイントロを聴いて後ろのオタクが「早すぎるっテェー!!!」って叫んでた。ワイトもそう思う。

LiSAは起爆剤になる曲が多くてセトリの想像が楽しい。どんな大きな箱も一瞬でまとめ上げてくれる。

平成最後の日を任せてもらっちゃって良いの?期待しかしないでよ?

お前がMCクイーンだ!!!!!!!

 

3.JUMP!!

平成から令和へJUMP!! 「平成を跳び尽くす準備はいい!?」ってMC最高だな。

ここからはベストアルバムから漏れた曲が何曲か続きましたね。平成終わりに持てる全てを出し尽くすようなセットリスト。


4.rapid life シンドローム

ここ回収できたのは嬉しい!Mr.Launcher収録曲らしいまっすぐなエールソング。

 

5.アシアトコンパス

ダンス枠。say my nameもいいけど、こっちも可愛らしいリリックが好きです。

途中、トランプダンサーたちと"平成最後"、"横アリ"みたいな書き込みつけてモニタにプリクラ風カット映してたの良すぎたよね。

 

6.1/f

一人でいるキミに。

そんな言葉から始まった1/fは個人的にライブで化けた曲でした。センターステージでLiSAが歌い、4人のトランプダンサーがそれぞれペアになり踊る構図。

このトランプダンサーたちが1/fのストーリーを表現してくれました。ダンスが歌の世界観を増幅させてくれるということを初めて身をもって知った気がします。恥ずかしながら。

2日間ともこのダンスから目が離せませんでした。

 

7.LOSER ~希望と未来に無縁のカタルシス

ギターとか持っちゃう曲。ライブハウスで聴くのも良い骨太な曲ですが、映像をバックにするのも合いますね。


8.the end of my world

ここでもう一度ギアを入れ直す曲。サビのレスポンスを引鉄にググっとオーディエンスとステージを近づけてくるの憎いなぁ。


9.DOCTOR

なんか気がついたら花道にガイコツ置いてあるんですよ。それにLiSAがゆっくりと近付いて……あーっ!お客様!いけません!

エロかった。

いや本当に。隣の女性も「うわエロっ………」って漏らしてたから感想としては合ってる。

煽情的な目線を送りつつガイコツに"Help me DOCTOR"と囁くLiSAがモニタにドアップで映されているのを見たときは、発売してもないBDの発禁を覚悟しました。

ライブ終わったらTLにガイコツが増えてた。

 

10.Blue Moon

SEを挟んでのスローソング。青々と染まる横アリにハイトーンが響く神秘的な時間でした。

 

11.(day.1)ONLY≠LONELY

唯一の日替わり曲。"一人と孤独は違う"というメッセージがどこか1/fにも通じる。LiVE=dateと言ってあの手この手で楽しい空間をみんなと生み出そうとするLiSAには芯となる言葉なのかも。

 

11.(day.2)TODAY

ここまでday.1と全く同じ展開だったので、不意を突かれて泣いてしまった。オーディエンス・コーラス振ってくれてありがとう。

歌い終えた後のMC、笑顔で「今日は最高の一日です」がもうね。LiSAにとって特別な一日であったなら、オーディエンスにとっても一日なんか語るべくもない。


12.紅蓮華

ライブ初披露!!生で聴くとめちゃくちゃ複雑なメロディなんですね………。

真っ赤に染まる会場に、真っ白なドレスのLiSAが舞う。間違いなくこれから始まるホールツアーの主役でしょうね。

 

ここで開幕からずっと流れていたショートストーリーが終盤に。

the Sun & the Moonを観た人には嬉しい再登場。役割を探す少女は占い師のパンダに出会い、各マークが1年・四季を表していること、各スーツの総和が364であることを教えてもらいます。

そして1年に足りない1日を埋め合わせる存在、それが少女の役割=ジョーカーでした。どこにも属さない歪なはみ出し者。だけど何者にもなれる最強のカード。

 

フォトブックにも書いてありましたが、ここが本当にLiSAだなぁと。数々のタイアップを成功させたアニソンシンガーでもあり、フェスでも皆を虜にするロックシンガーでもあり、アイドルみたいなライブ構成も打っちゃう。枠にハマらないLiSAだから掲げられる力強いメッセージでした。

 

そしてこれが"最後"の休憩。


13.ROCK-mode'18

ジョーカーとしての役割を自覚した少女に、占い師が世界を変える合言葉を告げる。

合言葉を授けよう。

合言葉は……"たりら たりら"

ステージ暗転、イントロスタート。もうね、天才かと。完全に虚を突かれて大切なイントロ中ずーーっとへたりこんでた。

昨年リフレッシュしたROCK-modeのキレ味ったらないですね。


14.ADAMAS

15.LiTTLE DEViL PARADE

16.Psychedelic Drive

17.Rally Go Round

平成を楽しみ尽くす固い意志はOK??

力強い鼓の音色に横アリの大合唱が重なるイントロ。Zeppの一体感も良かったけど横アリのファンコーラスは堪らねえ!!

いつかこのイントロがアレンジされて、他の曲とメドレーで繋がったら死んじゃうなとか思った。

そしてそのままLDP→Psychedelic Driveと接続。LDPはもちろんのこと、Psychedelic Driveでも「飛べーーーー!!!」って言われるもんだから救護室に運ばれたいつかの記憶がよぎった。センターでピンクの扇子を振り乱すその姿はまさしくジュリアナ東京。知らんけど。

Rally Go Roundまでブチ抜いてくるのは殺意すら感じる。ホイッスルの三三七拍子はデスマーチ!やっぱりLiSAは遊び場を作る天才だ。


18.Hi FiVE!

"新記録常に更新中!

今日が終わっちゃう 終わっちゃう前に"

Hi FiVE!全敗記録を軽率に更新した。この瞬間を全部楽しむ!!!みたいなパワーを全身に浴びると涙腺が緩む。

ROCK-modeからここまで衣装替えもMCもなく、めちゃくちゃ熱く楽しい時間でした。

 

encore

19.スパイシーワールド

平成最後だし、普段踊らない人も踊っていいんじゃない?

も〜〜〜〜好き!MCからがっつりダンス曲に引き込んでいくのもLiSAらしいなぁ。


20.Catch the Moment

センターへ歩み寄り、LiSAのアカペラが始まる。もう馴染みになったいつもの入り。

「試してるんだ横アリを!!!!!Catch the Moment」の煽りで15,000人の大合唱が渦を巻く。

LiSAを更に一段飛躍させたこんな力溢れる曲を「私たちの歌」と言ってくれるのが何より嬉しい。

 

 

この曲の「一瞬一瞬を掴む」ってテーマはライブととても親和性が高いなと前から思っていて、今日もこれまでのLiSAのライブが全部走馬灯のように駆け巡っていました。Zeppやアリーナ、ライブハウスにホールに忘れもしない武道館。

たとえ毎日が辛くても、364日が辛くても、1日でも楽しい日があれば、素晴らしい年になるんじゃないかな。

灰色の364日に+された最高の1日が「楽しい」を塗り替える最強の切り札。

覚えておいてね 楽しいをつくるのは自分自身なんだよ?

そしてそんな切り札を切れるのは自分だけ。

ついこの間公開されたBelieve in ourselvesのMV、その中にeNのステージ裏でLiSAが涙を流すカットがありました。そんな一瞬一瞬も踏みしめたLiSAだから、今こうして切れる最高の一日=JOKERがある。

LiSAの道程を惜しげもなく練りこんだライブコンセプト。本当に作り込んで作り込んで作り込んで、自分たちの前にステージがあると思うと感慨も一入。

 

令和のLiSAにも期待しかしません。LiVE〜364+JOKER〜でした。今日もいい日だ!

 



 

 

 

「JOKERは2枚だって?なんと、うるう年生まれのキミのためだよっ」

はーーーーーーーーーーーーーすき。